使用済みの製品からリサイクルでレアメタルを回収し再資源化することは、資源の確保の面だけではなくエネルギー問題の上でも重要となっています。なぜならば、鉱石の中に含まれるレアメタル元素は微量であり、ある種のレアメタルを生成するためには、膨大な量の鉱石が必要となり、膨大な量の鉱石を発掘し、そこから特定のレアメタルを精製するまでには、実に甚大なエネルギーを消費しなければならないからです。リサイクルに比べて、自然の鉱山から産出する方法は、地球環境に大きな負荷を与えてしまいます。
地殻から資源を掘り出して大きなエネルギーを使って精錬することなく、省エネルギー・省資源を図ってリサイクルを勧めていくことは、環境保護の観点からも重要なのです。
そもそも金属は何度でもリサイクルして使うことができる資源です。使い終わったものを回収し、再利用する仕組み作りさえできれば、資源の安定供給の問題の解決策になる可能性が十分あります。これまでも日本は省エネルギー・省資源の分野の研究開発を得意としてきました。同様に、レアメタルに関してもより有効に資源を活用する方法を探ることが必要となっているといえるでしょう。