アンチモンやビスマス、インジウムなどのレアメタルは、多くの製造業において必要不可欠な素材であることから、近年その工業使用量は増大の一途をたどっています。しかしながら、これらのレアメタルの中にはアンチモンに代表されるように、人体への悪影響が懸念されるものも多くあるのが事実です。
産業活動の活発化にともなって、大気中に排出されるレアメタルの量が増加することが予想されています。その中には、私たちにとって有害であるものも含まれているのです。様々な要因によって大気中に排出されたレアメタルは、降水などの大気降下物として、公共用地に付加されます。こうして付加された有害金属は、土壌中の粘土鉱物や有機物と結合することによって、土壌表層部に蓄積します。
このような大気降下物を由来とする、レアメタルによる土壌汚染が起こり、健康被害が引き起こされる可能性が心配されています。レアメタルはハイテク産業の進展により、その需要も使用量も使用される分野も増加しています。しかしながらこうした問題に対しては、研究も対策もほとんど進んでいないのが現状です。深刻な問題へと発展する前に、対策が望まれます。
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