レアメタルを含む非鉄金属を安定して確保することは、資源の乏しい日本の産業によって重要な課題となっています。しかも近年、国際価格の高騰や資源獲得競争が激化していることから、その安定確保・安定供給には問題が生じています。
資源エネルギー庁に設置された「資源戦略研究会」では、平成18年に「非鉄金属資源の安定供給確保に向けた戦略」を発表し、使用済み製品に含まれているレアメタルの回収・再利用の推進が提言されています。その中でも、普及台数が多い携帯電話には、リチウム、希土類、インジウム、金、銀などが含まれており、使用済み携帯電話の機種回収・適切な処理が求められています。
しかしながら、使用ずみ携帯電話の回収率は低迷しています。その理由として、携帯電話が様々なデータツールを兼ねるようになったことが挙げられます。
買い替えなどで不要となった携帯電話の回収率を上げるため、ユーザーへのリサイクルについての情報提供や、携帯電話のリサイクル活動を行うMRN(モバイル・リサイクル・ネットワーク)の認知度の向上、ACアダプターなど充電器の標準化による省資源化などが取り上げられています。レアメタルなどの有益な資源の循環利用のための社会システム構築が急がれます。
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