レアメタルの産出国が限られていることから、輸入国である日本をはじめとする国々は、産出国での様々な要因による供給障害がおこる可能性がありあす。その要因は、資源国側の資源政策だけではなく、政情不安、国内の混乱に伴うものもあります。1989年の中国の天安門事件に伴う供給障害はその例です。
その他、事故や自然災害によるものもあります。製錬所の爆発事故や、サイクロンによる流通障害、鉱山事故などです。さらに、鉱山を経営する企業のストライキをはじめとる企業内トラブルが原因となる例もあります。こうした短期的な供給障害に備えるためには、国内備蓄の徹底は有効でしょう。しかしながら、エネルギー資源同様に、金属資源も限られている資源であることに変わりはありません。
レアメタルの鉱床は現在に至るまでに見つかっているもの以外にも、今後も見つかる可能性はあり、未開発のレアメタルは大量にあるものと推測されています。今現在も、新たな鉱山の探査とその開発に、諸国がしのぎを削って力を入れています。
ただ、実際には鉱床が見つかったとしても、その国の情勢や鉱床の場所、技術的な問題などから発掘が難しいといった可能性も十分考えられます。こうした面でもレアメタルの資源確保の問題は、新たな発掘からだけではなく、リサイクル・再資源化の観点からも考えなければならないわけです。
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