レアメタルは資源を持たない日本にとって、原油と並んで重要な資源です。私たちが暮らす現代社会は、諸外国との連携・協力なしには存続不可能な国際社会となっています。「ハイテク立国ニッポン」と呼ばれるように、日本の産業経済においてハイテク技術が占める割合は大きく、その技術は世界に誇れる高水準のものとなっています。
売れている大型液晶テレビや、新機種が次々と登場する携帯電話、ガソリン価格の上昇やエコの観点から人気のハイブリッド自動車など、どれも日本が誇るハイテク製品です。しかし同時に、資源に乏しく、そのハイテク産業の原料の大部分を輸入に頼っているのです。最先端のハイテク製品の性能を高めるためにはレアメタルが必要不可欠であり、レアメタルは、そうしたハイテク産業の根幹を支えている、まさに日本にとっての「戦略物質」でもあるわけです。
国家を支える産業の維持に必要な素材を、他国からの輸入だけに依存している状態は、リスクが多いのもまた事実です。特にレアメタルのように少数国家からの輸入に頼っている場合には、その特定国家の国家戦略や状況などに左右されやすくなります。こうした現状を打破するためには、代替品の研究やリサイクルの研究の開発を推進することが望まれています。政府主導の政策、民間企業との連携、国民の意識の向上など、多面的な国全体での取り組みが必要となってきています。
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