レアメタル・アース

レアメタルの対する中国の取り組み

今まで、レアメタルは資源産出国の外貨獲得手段として、産出国から消費国へ、積極的に輸出政策がとられてきました。そのため、輸入国は需要に応じてレアメタルを安価で獲得することができていたのです。

中国も同様です。中国では、今までは輸出促進のために輸出値税還付制度を実施してきました。しかし、2004年にこの還付率を引き下げたをの皮切りに、それ以降繰り返し還付率を引き下げました。そしてついに2006年にはほとんどの金属についてこの制度の完全撤廃を決めました。

さらに、同じく2006年から輸出税付加を開始したほか、輸出許可制度適用による輸出数量の制限、レアメタルの一部鉱種への海外企業により投資禁止、レアメタルの委託加工を禁止、などの政策を次々に打ち出し、レアメタルをはじめとする自国の資源の国外流出を阻害する方針を明らかにとっています。

輸出税は暫定的に原則5%賦課を決め、商品別に10%から15%に賦課額を増やすことも通達しています。2008年からはレアアースの輸出税は10%から25%となったうえ、さらに輸出禁止品目も指定されることが懸念されています。また、輸出許可制度について、国家発展改革委員会はレアアース、タングステン、アンチモンの輸出は規制強化の結果、毎年10%削減を実行しています。こうした中国のような「資源ナショナリズム」とそれに伴う貿易政策に、輸入国は振り回されることになります。
   
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